北海道教育大学の国語入試は、全体として高い記述力が求められる構成になっています。問題の多くは選択式の問題ではなく記述式の問題であり、定められた文字数で解答をまとめなくてはなりません。特に、最終問題では問題文の内容を読み取るだけではなく、自分の教育についての考えを交え「論述」の形として文章を作り上げる力が求められます。

 また、地域教育や特別支援教育、美術やスポーツなど、より専門的な教育に関わるコースにおいては、直接的にその分野に関わる内容について問われる小論文が必須科目となっています。

 こうした問題に対応するためには、日ごろから教育に対しての関心を持ち、自分が理想とする教育の在り方について考えておくことはもちろんのこととして、論述の基礎としての「正しく、かつ伝わりやすい文章をまとめる力」「そのような問題を作成した意図を見抜く力」などが必要となります。これらの力は、一人で学習して身に着けるのが難しいものです。自分の欠点を発見し何を訂正すればいいのかを理解するのには過去問を学習するだけでは十分ではありません。自分で書いた文章をもっともよく理解できるのは自分だからです。

 自分が書いたものを他者に読んでもらい、そのアドバイスを元に書き直す、その中で論述力は高まり、より自信をもって本番に臨めるようになるでしょう。短期間でもレベルアップは望めますのでまずご相談ください。