高上の医学部合格80パーセントについて。
皆さんお久しぶりです。高上代表 佐藤一行です。
気づけばもう9月にして2021年最初のブログになっているという現実。なんでもコロナ禍の所為にはしていられませんね。
本日は、おそらく多くの人が気になっているであろう、高上の医学部合格率80%について語っておきます。
高い合格実績。
私は、生徒と正面から向き合っている。多くの演習を課している。一人一人に別々の問題を作り、それぞれに別々の試練を与えるのだ。自力で解く力を身に付けさせるのだ。
だから当然のことである。
ある医学部志望の生徒が希望の一つの医学部に合格したら1とし、落ちたら0として平均を出している。
つまり、生徒一人に関し、希望している一つの医学部に関して算出だ。
ただ、その単純な計算である。
北大の医学部狙いのAさんが北大の医学部に合格したら1、慶應の医学部狙いのB君が慶應の医学部に受かれば1、札医狙いのC君が札医に落ちてしまえば0。(この場合、66.6%になる。現実的にはもう少し高い。)
簡単な医学部をたくさん受けさせて合格率を上げるような無粋な真似はしていない。
逆に、私立を複数校受験する場合、受験したすべての医学部に対する合格率も算出していない。
合格後、私立受験の正確な報告をしてこない生徒、合格したのに報告自体してこない生徒、様々だからだ。
医学部合格という実績作りのために行く気もない簡単な医学部を無理に受験させることなど決してないし、生徒が国公立の医学部一本と決めている場合、私立の医学部をうけさせることもしない。
生徒一人に対し、希望する一つの医学部に関する合格率。その結果が8割ということだ。
立派な医者になってほしい。
日本で医者になるためには、医学部に受からなければいけない。それぞれの医学部によって特色も違うし力のある診療科も違う。縄張り意識だっていまだにある医者もいる。
ただ、とにかく医学部に入らないければ医者になれないのだし、裏を返せば、医学部に入り国家試験に受かりさえすれば医者になれるのだ。
私は医学部に合格した生徒には、医学=経営ととらえてそれこそコロナ患者の受け入れを拒絶するような医者にはなってもらいたくない。できる範囲でよいから、患者一人一人に向き合う医者であってほしい。このコロナ禍において、懸命に医療に従事している方たちのように。
志望大学は生徒とご家庭で決めるもの。
繰り返すが、私は、合格率を上げたいがために、優秀な生徒に、すべり止めをいくつも受験させるような姑息な真似はしない。
生徒によっては国公立一つしか医学部を受けない生徒もいたし、逆に私立を複数受ける受験生もいた。
すべては最終的に生徒本人が決めることだ。
受からなければ先に進めない。
結局はここにつきる。10年程前に比べやすくなっている傾向があるとはいえまだまだ卒業までに3000万~4000万かかる私立の医学部よりは、国公立に入れるよう尽力している傾向が高上には確かにある。
ただ、これはあくまで生徒とご家庭の国公立医学部への希望があってこそのこと。
私立の医を希望するなら、頂点である慶應の医まで合格者は出ているし、慈恵医だろうが、順天医だろうが、講師陣の力量的に対策をするのは十分可能である。
そして、それは、まだ高上からの合格者は出していないが、東大理Ⅲであっても京都大学の医学部であっても同様である。講師陣の力量的に、受験指導に関し、難易度が高くて指導を受け入れられない大学など高上には存在しない。
そして、私にとって、それよりも大事なことは、希望する生徒をとにかく医学部に入れて、人生を先に進ませることなのだ。
高いお金を払い大手予備校に通わせ、演習不足によって、すべて受からず、にべもなく落ちる。そんな現実があるからこそ、合格させることにこだわるのである。
ただ、このようなことを書くとこう思われるだろう。
医学部だけが特別なのか?
と。
そんなことはない。上記の話はあくまで生徒が自分の意思で医学部を希望する場合に限った話であり、生徒本人が歯学部を望むなら歯学部に、文系であって、文学部を狙うなら文学部に、と私は生徒本人の意思を尊重して指導する。
実際、過去に
「君が医者よりも歯医者になりたいというのなら、何も止めたりはしないけど、君は歯医者よりも医者になりたいと思っているのでしょう?」
と生徒に問うたこともあった。
私としては、生徒に行きたい学部に入ってもらいたい。
そして、大学生の本分はやはり勉学であるとの思いがあるのだ。
以上をもって、私の主義主張に関してはお判りいただけたかと思う。
コロナ禍の受験勉強
辛いのは、周りとの交流の遮断ではなかろうか? 今までは当然のようにできていたこと、息抜きに友だちとカラオケに行こうにもカラオケ自体閉まっているというのが現状だ。
なぜ日本の未来を担う若者たちが、一部の報道で、コロナを広めている悪者扱いなどされなければいけないのか。
今まで散々自粛にも日本人みんなで取り組んできたではないか。
そう思えて仕方ないが、現状、そうそう事態が好転しそうにもない。
ただ、そのような状況下でも、受験がなくなることはないのだから、自分のできることは何かを考え、少しずつ前に進むこと。
教科書の学習を大事にすること。
演習を自身に課すこと。
勝負はこれからなのだ。
体験指導は随時受け付けている。
高上代表 佐藤一行