皆さん。こんばんは。高上代表 佐藤一行です。

秋も深まり、模試の回数もぐんと増え、受験シーズンが到来してくるこの季節。大手予備校に通っていても、模試の成績が思うように上がらず、焦っている受験生は多いのではないでしょうか?一重に演習不足なのですが、本日はもう少し詳しく説明いたします。

①そもそも授業が多すぎる。

浪人していると、朝から授業に出席します。もう朝の9時から午後の5時くらいまでびっしり授業といった学生も多いでしょう。

予習をして、プロが解く姿を見て、復習をする。一見、よくできたサイクルのように見えるかもしれませんが、残念ながら、すべての授業に関して、これをしている時間など、受験生にはありません。

また、単純な予習、復習というサイクルは、模試の偏差値を上げるという観点からは、あまり効率的ではありません。

②全範囲が終わるのが遅い。

大手予備校に通っていても、全範囲を習うのはこの時期まだ済んでいないのではないでしょうか? 物理で言ったら原子、化学で言ったら高分子など。そもそも現役生の時にも終わるのが遅かったのに、浪人しても遅くなってしまっては、なかなか定着はしません。浪人生であれば、今の時期すべての範囲を終わらせてしかるべきなのです。

③演習が足りなすぎる。

ゼミ形式であったりと、演習を設けているコマはあります。ただし、その数は札幌であれば、せいぜい週に1,2回。これくらいの演習量で力がつけば誰も苦労しないのです。

④そもそもレベルがあっていない。

これもまたよくありますが、浪人生はプライドからか、自身の身の丈に合っている以上の講義に出たがります。むつかしい問題をプロが解くのを見て、さも自分が勉強しているかのように錯覚していたいのです。しかし、それよりも簡単な問題を自分で解けなければ、本番で点数など伸びません。

 

どうすべきか?

それでは、このような問題を抱えている場合、今後どのようにすべきなのでしょうか?正直なところ、今から受ける模試で、浪人生がD判定など出しているようですと残念ながら間に合わないでしょうと言わざるを得ません。これから一部の現役生が本当にメキメキ力をつけてきますし。

また演習しようにもただ闇雲に問題集を解いたところで、どこの範囲なのかが明示されていますから、解きやすくなってしまうというもの。(慣性力なら慣性力。衝突なら衝突。平均値の定理なら平均値の定理と、問題集のテーマとしてすでに分類されている。)

⑤授業を絞れ。

私は、予備校の授業を全否定するつもりなどありません。数が多すぎると言っているだけであって。受験生は、自分に必要な講義が何なのかわかっているでしょうから、そのコマに関しては徹底的に予習、復習を行って定着させるべきなのです。何が必要で何が不必要か。その判断はきちんとするようにしましょう。

実際、浪人生で予備校に通い、合格する生徒の多くは、自分に必要な授業は何なのか、きちんと理解したうえで計画的に授業に出ています。逆に、まじめにすべての授業に出席しようとする学生の方が危険である場合は多いのです。

⑥読め、解け、計算しろ。

現代文にしても、英語にしても自分で読んでいますか? 理科に関しても自分で解いていますか? 数学に関して、面倒な計算を自分で紙に書いてしていますか?

これらのことを避けていては、結局解く力などつかないのです。

⑦復習は類題を解くところまで。

よく数学の問題でも答えを覚えてしまうほど同じ問題を繰り返す受験生がいますが、それはそれで無意味というもの。解けなかった問題は、類題を自力で解いてこそ、初めて定着が見込めることは忘れないでおきましょう。

⑧解き方を覚えることなかれ。

理数系に関して、非常に多いのですが、解き方を丸暗記して強引に当てはめようとする勉強では、成績など上がりませんし、そもそも勉強自体が暗記だらけで非常にきつくなります。青チャートの例題を暗記するよりも、白チャートをきちんと一冊仕上げたほうがよほど力はつくというもの。数学は、結果を覚える学問ではないのです。

終わりに

我々プロの講師にとって、生徒に指導することはもちろん大事な仕事ですが、それ以上に、生徒にどの問題を解かせるか、が、非常に重要になってくるのです。

生徒に適した問題を解かせる。分からない問題はよく考えさせる。そのような地道な過程を経てこそ、自分で解く力はつくのです。

高上では、生徒一人一人に合わせてプリントを作成、配布し、試験監督を付けて演習させできなかったところに関しては、きちんと指導まで行います。

結局は、本番できちんと問題を取り、正答にたどり着いたものが受かるのですから。

 

高上代表 佐藤一行