夏も終わりを迎えて。共通テスト対策を怠るな。

みなさんおはようございます。

高上代表 佐藤一行です。

駿台の京大実戦や東大実戦の難易度が受験生を苦しめていますが、そもそも駿台とはそういうところ。

本日は私がもっと現実に即したこの時期の受験対策と注意点を述べておきます。

①二次対策をしていれば、共通テスト対策になる?

これは実質×です。

本当のことを言えば〇なのですが。

受験生に、独学でもきちんと学習できる力がある、もしくは我々のようなプロフェッショナルの直接の指導の下、きちんと学習できる場合に限りますので。

これを読んでいる多くの受験生は、共通テストもパッとしない。二次試験の模試はもっとひどい。だから酷いほうに手を付けなければと焦っているのではないでしょうか? それこそ駿台の冠模試ができなかったから、などの理由で。

そのような状況で、駿台の冠模試の勉強ばかりしていても、効率の悪さも甚だしい。今回の模試でも、1完もできずに撃沈したという場合、きちんと基礎に立ち返るべきです。物理など、章末を含めれば、教科書にはきちんと数式や微積を使った解説もしてあります。数研のものなど特にそうです。そこまできちんと理解できていますか?

高上では、生徒の状況に応じて、教科書を使用することも選択肢に入れています。誰もが高校で配られる教科書を敢えて使うのです。それくらい教科書は大事なのです。

そしてそれを行ってこそ、共通テスト対策と二次対策を同時に行えるというもの。

ぜひ教科書を大事にして、身の丈にあった勉強をしましょう。出題者も、教科書を参考にして入試問題を作るのです。

もし、共通テストすらパッとしない状況なのであれば、二次対策よりもとにかく共通テスト対策を優先しましょう。来年1月、先に来るのはこちらです。

 

②模試の問題は当たる?(共通テストがすでにできている受験生へ)

これは本当です。過去には、代ゼミの東大模試の現代文がそのまま東大入試で出たこともありましたし、2020年の京大の物理も第一問から非常に難しかったのですが、駿台のテキストに非常によく似た問題があったことが確認されています。

ただし、当たり前の話ですが、外れることの方が多いわけであり、模試の過去問ばかりに力を注ぐのはこれまた非常に効率が悪いです。

数学など、東大の教官と、予備校の講師では残念ながら数学的な力量には雲泥の差があります。よって、過去問一題一題をかみしめてきちんと学習する方が二次対策一つにしても圧倒的に良い。それこそ京大や東大には手が出ない場合、まずは重要問題集をきちんと学習するとか、効率の良い学習を行いましょう。

北大や九州大学の科目別の教学社の過去問(通称赤本)に関して言うと、今年から、物理、化学が追加されました。

よって、共通テスト対策がすでにほぼ終わっている学生は、重要問題集、もしくはその大学の過去問を使用しましょう。

物理、化学はある程度パターン化されているので、30分ほど考えてわからない場合は、答えを見てもよいですが、(もちろん知識がすでにあるのであれば粘ってもよい。)数学の場合、今の時期に30分で入試問題をすらすら解けるような状態であれば、そもそもこのブログも読んでいないはず。二次で取れるようになりたいならば、一問に本気で1時間は使用して、本気で考え、自力で計算することを高上では強く推奨いたします。

数学において、あまり考えずに答えをみて解き方を覚えるなど最悪な勉強方法です。そんなことをしていては、式の意味も問題の意味も分からず、数字蔦出経てば記憶にも何も残らず、いつまでたっても数学の力などつきません。教科書の知識を身に着けた後に、適切な問題を、本気で演習する。それだけが唯一の数学の力を上げる方法なのです。

③国語の学習をしているか?

苦手な受験生から多くの時間を奪う社会は言うまでもなく、共通テストで行われる国語の学習はできているでしょうか? 個人的には、古文、漢文は今も変わらぬ人間関係を味わってこそと思いますし、そこに実用性もあると思うのですが、受験生はそんな悠長なことは言ってられないでしょう。作者本人が間違えることさえある現代文において、受験生の得点がぶれるのは当たり前なので、医学部に入りたいのであれば今のうちから古文漢文をきちんと学習しておきましょう。こちらは暗記で乗り切れますので。

 

④志望大学は簡単に下げるな

今回の模試でのショックから、志望大学を下げる受験生も出てくるでしょう。しかしまだ結果も返ってきていないうちに、下げてしまうのはあまりにももったいないです。志望大学を下げた学生は、その安心感から勉強内容が劣化し、結果下げた志望大学にも落ちることなど多分にあります。私は塾に出講していた時代を含めて、そんな学生をたくさん見てきました。

自分が一時は憧れた志望大学。今はまだ憧れだけで十分です。難しい問題にばかり挑戦せずに、受験の格となる学習をしていれば、志望大学の高さなど、今は全く問題になりません。

高い志を持ってこそ、受験という道も切り開けるのです。

高上では、とにかく生徒本人の学力をつけることを傾注した演習講座を設定しております。お問い合わせはお気軽になさってください。

高上代表 佐藤一行

 

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