2023年度。東大理Ⅲ合格者1。北海道の現実。

みなさんおはようございます。高上代表佐藤一行です。本日は、日本の大学受験における頂点。北海道からの東大理Ⅲ合格について

語ります。

険しき頂

97人の一般入試合格者。これは非常に狭き門です。98人の合格者が出ることもあるとはいえ、その定員が大幅にふえることはありません。そして、北海道からの合格者は毎年1人から多くて4人といったところ。0人の年も過去にはもちろんありました。その理由はなんでしょうか?

数学の難易度

求値の東大とはよく言ったもの。東大理Ⅲの合格者の実力は、その発想力もさることながら、高い計算力に裏打ちされた解答作成能力にあります。本番中には重く感じる計算であっても、高い計算能力できちんと求値することができる受験生が勝つのです。2023年度の第三問などその典型でしょう。立式はできても、答えにたどり着くまでが長い。しかし、数学という科目はその特性上独学が可能な教科であり、先取学習の必要性が認識されている昨今では、北海道の東大受験生がそこまで苦手としているイメージはありません。6問中4問をきちん完答すればそれで合格ラインには乗ってきますから、北海道における進学校の数学の指導は功を奏していると言えそうです。

高上では、東大の確実に得点すべき問題(2023年第1問)から、大手予備校講師をも苦しめる最高レベルの難問まで(2023年第六問。2022年第六問。2013年東大第5問。)まで指導か可能となっています。東大の過去問だけにかかわらず、学習効果の高い様々な問題を取り揃えております。

英語の難易度

北大の入試において、外部検定試験の入り込む余地が少ないことが示しているように、英語の学習は北海道は関東に比べて盛んではありません。ただし、慶応の医学部の英語などとは異なり、東大の英語の場合、高い語彙力は要求されず、限られた時間で要点をきちんとまとめた答案を書く必要があります。また東大の英語に関して言えば、得点差がつきにくいことも知られています。よってこと東大受験において、英語で大きく差がつくことはそこまで多くはないようです。

高上ではSVOCといった無意味な英語の品詞分解や、日本語訳にこだわることなく、直読直解に導けるよう、単語の暗記とともに生徒一人一人が英語をどんどん読んでいく独自のスタイルで指導を行っております。リスニング対策もばっちりで、高上の英語講師はみな最低限英検1級を取得しています。

最大の障壁。理科。

北海道勢がもっとも苦手とするのが理科です。それもそのはず。毎年東大理Ⅲに合格者を毎年輩出している男子御三家ともいわれる開成 麻布 武蔵などの私立の有名一貫校は、高校2年の終わりには理科の指導をほぼすべて終えて、高3の授業では演習に入るのに対して、北海道では札幌南や北嶺と言った進学校でも理科が終わるのは共通テストがちらついてくる秋。指導を終えて学校で演習をしている受験生に対して、歯が立たないのは当然です。九州の進学校で見られる7時半から始まる朝課外という制度もありません。

2023年の東大の第一問に象徴されるような物理の難問が出た場合、北海道勢は演習が不足しているので崩れてしまいがちなのです。また、教科書の内容をときに逸脱してくる東大化学においても、教科書がやっと秋に終わっているようでは、太刀打ちできないのは明白です。

高上では、長期休みをなどを使って、物理、化学ともに学校の進度よりもだいぶ早く進めることで、その差を埋めることが出来ます

。数Ⅲの知識があれば、物理は最短で3か月で『入試の標準レベル』までは伸ばすことが可能ですし、化学の教科書を徹底的に理解した受験生には、受験に役立つさらに専門的な指導をすることも可能です。

東大理Ⅲを目指すということ。

『東大理Ⅲへの競争もいささか緩和しては来ているかもしれないが、合格を目指してギリギリの生活を送る受験生の闘いは変わらない』

といった趣旨の有名な数学講師の言葉を、若かりし私が目にしてから早20年。

インターネットの広まりとともに、先取学習が容易になり、日本の首都圏に偏っていた闘いは、全国規模の秀才たちの闘いへと変貌を遂げました。高上では東大の受験生自体が今までおりませんでした。それでも、この記事を書いたのはなぜなのか。もちろん高上で東大理Ⅲレベルまで自信を持って指導ができるという自負があるからです。苦手科目が1つでもあっては、足をすくわれる。数学では難易度にかかわらず4完はしたいし、理科で遅れも取りたくない。英語は試験時間内に納得の行く答案を書く必要がある。それぞれの持つ課題に真正面から向き合うことのできる高上。北海道から最高峰を目指す受験生のみなさん。会える日をお待ちしております。

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