伝統ある日本医科大学

私立大学の医学部でもっとも歴史がある

日本医科大学。医学部受験生でなければあまり聞くことのない大学かもしれないが、慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学と並ぶ私立大学の医学部の御三家の一つである。私立大学の医学部としてはもっとも歴史があり、現在の千円札にもなっている野口英世の出身校である。

共学であるが、女子の比率が高く、多浪生も合格していたために、多浪で女子であった私は差別がないだろうと考えて受験を考えていた。

実力相当もしくは挑戦校

日本医科大学は駿台予備校では偏差値は65とされている。A判定が出ることもあれば、B判定が出ることもある。私立大学の医学部はどこも倍率が20倍以上であり、絶対に合格するとは言い切れない。正直なことを言うと、日本医科大学に関しては一番合否のギリギリのラインだと思っていた。一番実力が試される大学と踏んでいた。

問題に関して、記述式で難易度が高い。

10月ごろに対策を開始

私は国立大学志願であったために、12月に入ったらセンター試験の勉強に集中することを考えていた。そのために、私立大学の対策は、10月中に受験する大学を一通り1年分みて、傾向を把握して、センター試験が終わってからセンターぼけからの脱却のために、残り2年分くらいをやることを計画した。

10月に1年分を解いて問題の難しさに焦りを覚えた。得意な数学で思うように点数が取れない。理科は物理化学は、独特な問題が出題されて、初見の問題を解かないといけない。もし、数学が全く取れなかった場合は筆記試験で落とされる可能性もある。

苦手な英語に関してはもう、足を引っ張らなければいいと考えた。1年分を解き、それぞれの科目の先生に見せに行った。どの科目の先生にも日本医科大学は難易度が高く、当時使っていた駿台の授業で使っていたテキストの見直しが最重要と言われた。特に数学は、計算量が多くなるので、計算力がない人は合格は難しいといわれた。

12月に駿台の授業が終わってからセンター試験の勉強の合間をぬって授業の復習を行った。

実力以上の力が発揮できた本番

センター試験が終わると、他の大学の受験の合間をぬって日本医科大学の過去問を解いた。難しく時間が余ることはないだろう。解けない問題が出てくることもあるだろうが、それに引っ張られずに時間を無駄にせず、落ち着いて自分が解ける問題を漏らさず解ききることが合格につながると思った。

筆記試験は、日本医科大学が獣医学部を共同で持っている日本獣医生命科学大学というところで受験をした。体育館に机を並べておこなれた。最初は英語だったが、英語は難しくあまりできた気がしなかった。数学は、この問題が合否にかかわってくるなって思った問題を解くことができた。理科に関しては、俗にいう初見問題も落ち着いて解くことができた。

駿台に帰ってクラス担任と話すと、英語は難易度が高くほかの受験生も難しい話しているためにあまり差がつかなく、理系科目は難しい問題と簡単な問題が混在していて、受験生の実力が試されるだろうと言っていた。

正直手ごたえはあった。ただ、自分がよくできた思ってもほかの人との差がつかなかったら、結局は合格しない。受験生のレベルが高い大学の難しいところだ。ただ、自分での実力以上の力が発揮できたと思ったのでこれで1次試験を突破できなかったら、正直ショックは大きすぎるとも思っていた。

結果は1次試験を突破することができた。

グループ面接と個人面接

2次試験は、小論文と面接試験で、日本医科大学で行われた。午前中に小論文があり、午後に面接試験があった。日本医科大学の面接にはグループ面接があった、5人だったか6人だったかの受験生で与えられた課題について議論するものだった。駿台でグループ面接の練習をしていたが、本番では進行役になることもなる、可もなく不可もなくできばえだった。個人面接は、グループ面接を踏まえて行われた。試験官は3人いて、10分程度。圧迫面接はなく、和やかな雰囲気で行われた。

偏差値の高い大学

先ほども書いたが偏差値の高い上位医学部と呼ばれる大学の受験の難しいところは、自分と結果は結び付かない。慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学、昭和大学などは東大の理科Ⅲ類に出願者も受験する。正規の合格は100人程度しか出されない。難しい大学だからといって難しい問題に執着せずに、他の受験生が解ける問題を漏らさず得点してくことが大切になってくる。

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