岡山大学医学部の英検1級利用について

英検ブームに乗っかって、岡山大学の医学部において、かなり思い切った入試制度が出来たことはご存じであろうか?

岡山大学医学部の特徴。

そもそも岡山大学ときいて、札幌民はなじみがないであろう。

この岡山大学、私の感覚では10年前くらいには、中国四国地方で最も影響力のある医学部であり、今も広島大学に次いで二番目に影響力はあるといえるくらい(岡山医の方が上という人も勿論いる。競争ではないから、そこは測れない。)に力のある医学部である。

難易度は、神戸の医学部や、旧帝である北大の医学部よりほんの少し簡単であるくらいであり、医学部全体の中で見た場合、かなり高い方である。

実際、私は前に大きな塾で働いていた時、一人だけ岡山の医に受かった生徒を指導していたことがあり、まぁ基礎力に穴のない生徒であった。私に習わなくても岡山の医学部には入ったであろう。

英検1級利用とは

読んで字のごとく、現役生の場合、その生徒が高校2年の4月以降に英検1級をCSE2600以上を取得していれば、共通テストの英語(圧縮して100点換算)はもちろん受験必須だが、二次試験(400点)は免除になってみなし満点(500点)としてくれるという制度である。これはすごく有利である。

有利な点とは?

  • ①ほかの科目に注力できる。

岡山大の理数系科目はそこまで難しくないが、当然のこととして高得点勝負になる。よって受験生の負担はもちろん大きい。それを考えた場合、英検1級にさっさと受かってしまえば、英語以外の共通テストや、理数系の対策ができるのはこの上なく有利に働く。

  • ②点数的に有利になる。

英語もそこまで難しくはないが、記述なので当然のことながら満点など取れない。それを考えた場合、みなし満点の500点は非常に大きいのである。

英検1級の難易度について

ここまで読んで、英検1級はアメリカ人でも受からないくらい難しいとか思う人もいるのではないだろうか?

とんだ誤解である。

アメリカには教育の機会に乏しく、学のない人も多いから、落ちる人間もいるというだけの話であって、通常に学校に通っていれば、高校生はおろか、読書が好きであれば小学生でも普通に受かれる試験である。

これは日本においても最近であれば、中学生で英検1級に合格する者がいることからも明らかである。

実際に高上で英検1級に合格したのは過去に二人いて、二人とも当時中学生であった。

ただし、難しくて取れない人もいる。

『リスニングが苦手』では無理。

幼少のころから英語に触れていて、英語の耳が出来ている場合、少し訓練すれば英検1級のリスニング問題くらいは解ける。一方で、社会人になってから英語の訓練を毎日30分程度したくらいでは、全然歯が立たないこともまた事実。

他言語学習であるから、母国語と両方中途半端になることも考え、一概に賛成はできないが基本的に早期から学習機会があったほうが有利ではあるのだ。

実際高上での英検1級合格割合は50%

社会人は確か2人受けたが二人ともリスニングが苦手過ぎて落ちてしまったと記憶している。

高校生ではどうか?

よって、リスニングが得意ですでに英検準1級に合格している場合、かつ岡山大の医学部に入りたい、または国公立の医学部に入りたいと望んでいる高校生は、この制度はぜひ有効利用してみると良い。

高上でできること

住んでいる場所は問わない。オンライン指導も受け付けているので。当然のことながら、高上では英検1級対策はどうすれば効率的であるのかということはすでにもう把握している。一週間に1回の指導の場合、よほど宿題を頑張るのであれば別だが、リスニングか語彙どちらかしか指導できないであろうが(英作は受講生のみ添削無料。)、きちんと対策はできる。

気になる人はこのHPのお問い合わせから遠慮なく問い合わせてほしい。

高上代表 佐藤一行

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