高上は英検準1級の合格者割合68% 日本人の高校生が英検準1級に合格するために②~取得への障壁~

みなさんこんばんは。本日は英検準1級に関する第二弾です。

英検準1級を取ろうとする受験生が陥りやすい苦労について語りました。私の指導歴の中では、英検準1級で苦戦するパターンとしてよく見受けられるのが、一つの分野だけ極端に苦手で、そこが大きく足を引っ張っているということにあります。語彙だけ極端にできずになかなか覚えられなかったり、リスニングで毎日かなり訓練していてもどうしても聴き取れなかったり。

本日もまずはありがちな例をきちんと伝えるためにも

例によってGPTとの応答から始めます。

海外留学経験のない日本人の高校生が英検準1級を取得しようとするにあたり 直面する困難について教えてください。

海外留学経験のない日本人の高校生が英検準1級を取得しようとする場合に直面する可能性のある困難にはいくつかの側面があります。

  1. 高いレベルの英語力が必要: 英検準1級は高度な英語スキルが要求されます。特に、語彙や文法、読解、リスニング、スピーキングにわたる広範な知識とスキルが求められるため、十分な準備が必要です。
  2. 日常生活とのバランス: 高校生は勉強だけでなく、部活動、アルバイト、友達との付き合いなど、多くの責任と時間を要する活動に参加している場合が多いです。そのような状況で高度な英語力を身につけるためには、時間管理が非常に重要となります。
  3. 総合的なスキルの不足: 英語の4技能(読む、聞く、話す、書く)全てにおいてバランスよくスキルを身につける必要がありますが、特に話す(スピーキング)スキルは、日本の一般的な英語教育ではあまり重視されていない場合が多いです。
  4. 資源とサポートの不足: 高度な英語教育を受けられる環境や、質の高い教材、教師、塾や予備校がない場合、自分一人で準備するのは難しい場合があります。
  5. 試験対策と実践力のギャップ: 英検準1級はある程度アカデミックな内容も含まれています。しかし、実際に英語を話す場面で必要とされるコミュニケーション能力や文化的な知識などは、試験だけで身につけられるものではありません。
  6. モチベーションの維持: 高いレベルの英語力を目指す過程は長期間にわたるため、途中でモチベーションが低下する可能性があります。
  7. 費用: 良質な教材や塾、予備校、プライベートレッスンなどにはそれなりの費用がかかります。これが負担になる家庭も少なくありません。
  8. 留学経験のない状況でのハンディ: 留学経験がないと、ネイティブスピーカーのような自然な発音やフレーズ、文化的なニュアンスを理解するのは一層難しくなる可能性があります。

これらの困難に対処するには、計画的な学習スケジュールの設定、適切なリソースとサポートの利用、そして自己調整能力が重要となります。

引用終り。

代表から

①高いレベルの英語力について。

語彙問題はそれなりにレベルが高いです。ただし、文法は英作文で使える程度の力で十分です。話すことに関しては、そこまで高いレベルは求められません。英作文の形式が来年から変わるとはいっても、やはり多くの受験生を悩ませるのは、語彙問題であると言えるでしょう。そして、リスニングに関しては、普段学校で扱わないレベルの英語を聴くことになり、なかなか大変なこともあるかと思います。

②学校との両立について。

たしかに学校との両立で苦労する受験生も多いです。しかし、逆に学校に通っていない子どもが英検準1を目指すことの方が珍しく、毎年たくさんの高校生が合格していることを鑑みると、部活の有無などにもよりますがこちらも可能と言えます。何かしら勉強のサイクルを確立させておくことが重要です。

④独学での困難さ。

英検の場合大学入試と違って、模試などがないためどれくらいで合格できるかつかめないのが独学の難点です。また学習方針が間違っている場合、一人よがりな勉強になってしまいがちです。ただし、一人で学習しても合格する受験生も沢山いるのが英検準1級の特徴です。

⑤口頭試問について

確かにある程度学術的な表現がでてくることはありますが、それは筆記試験に限った話です。準1級のspeakingに関していってみれば、そんなに難しい表現を使えなくてもきちんと受かります。確かに準1級の口頭試問で躓く受験生は多いのですが、それは傾向をきちんと把握していないことによることも多いです。

⑧留学経験の有無について

あったほうがリスニングとスピーキングには紛れもなく強くなれます。留学経験がないことを悩む受験生も多いようです。しかし、英検準1級に受かるために留学するというのは本末転倒。留学する経験などなくても、私のように英検1級まできちんと合格できる場合も多々ありますから、そこは気にすることもありません。

リスニングの落とし穴。

暗記すればするだけ力がつけられる語彙問題に対して、受験生の努力が報われないことがあるのがリスニングです。リスニングとは、不思議なもので、国内でも国外で、でも小さい時に英語に一定量触れていた高校生は、あまり訓練しなくてもリスニング問題は乗り切れるものなので。一方、小さい時に英語を聴いていないで日本の英語教育にどっぷりつかってきた年配の社会人の場合、リスニングは大いに苦戦することがあります。

しかし、リスニングが苦手では、英検1級合格はほぼ不可能なのですが、英検準1級なら合格することは可能なのです。

このことを明記したうえで、2回目のブログを締めたいと思います。次回は英検準1級の学習法について、です。

高上代表 佐藤一行

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