去る11月19日河合塾全統プレ共通テスト模試について。


河合塾による11月19日の全統プレ共通テスト模試について、受験生たちの反応は様々で、特に現代文、数学1A、地理などで苦戦した声が多いようです。点数が伸び悩んだ多くの受験生にとって耳の痛い話でしょうが、重要なのは、この模試が2024年1月13日と14日に行われる本番の共通テストと比べて簡単な傾向にあるということです。今回点数が伸び悩み、本番もっとむつかしくなるならばと思ったら、もう投げ出したくなるかもしれませんが、あきらめるのはまだ早い。効率的な勉強法に関して、以下のポイントを提案します。

  1. 国語の点数に一喜一憂しない: 模試の国語の得点は本番の得点と大きく異なる可能性があります。良い点数を取った受験生も本番では点数が大幅に下がる可能性があり、逆もまた然りです。現代文は感覚的な読解に依存しやすく、辞書的な理解が不足していると本番で失敗しやすいです。よって、古文や漢文の知識をしっかり身につけることが重要です。教科書にも通常、単語や漢文の句形についてのまとめ項目があり、これらを確認することは大切です。あとは演習です。センター試験の本試、追試の質は予備校の問題集よりも良いことが多いです。そしてZ会の実戦模試は本番で的中することがあるからお勧めです。時間がないのであれば、解いた後に訳を見て大まかに流れをつかんでおきましょう。
  2. リスニングにこだわりすぎない: リスニングの能力は時間をかけて養う必要があります。もし既に英語の音に慣れている受験生なら、本番までリスニングを特に行わなくても問題ありません。一方で、英語の音に慣れていない受験生は、どれだけ多くの英語を聞いても短期間で大きな改善は期待できないことの方が多いでしょう。時間は限られています。効率的に勉強しましょう。
  3. 理系科目について
  1. 日本語の理解の重要性: 共通テストでは、数学を含むすべての科目で、日本語の読解力が非常に重要になっています。問題の意味を迅速に理解する能力が求められています。
  2. 数学の難易度の変化: 今回の模試は数学1Aが難しくなっていました。しかし私は、2024年の共通テスト2日目。1月14日に難しくなるなら数学2Bであると予想しています。数学は他の科目と異なり、自分で解答を導き出す必要があるため、特に重要視されています。とにかく文章を読んで計算することを最後まで実行し続けることです。もちろん自己採点と間違えた理由探しも忘れずに。
  3. 点数戦略: 今回、1A60点以下、2B70点以下であれば、大問の最後の難しい問題はもう捨てましょう。間に合いません。そのような問題を無視しても、通常86点から88点を目指すことが可能です。そのため、難問にこだわるよりも、他の問題を正確に解く練習に集中することを推奨します。
  4. 理科の対策: 物理や化学は、共通テストの問題が二次試験の対策と密接に関連しているため、十分な準備があれば高得点が期待できます。苦手な分野は、教科書を中心に復習することです。これができていな受験生がいかに多いことか!!本当に教科書から沢山出てきているのに。
  5. 教科書の重要性: 化学では、教科書からの図やデータが頻繁に出題され、教科書の知識が重視されます。最新の科学知識よりも教科書に基づく知識が求められる傾向にあります。以前にも、最新の科学に基づくか、教科書の内容に基づくかで答えが割れる選択肢が見受けられましたが、結局教科書の知識を利用した解答のみしか正解になりませんでした。それくらい教科書は強いのです。
  6. どう勉強すべきか
    • 効率の良い勉強法: 難しい参考書や共通テスト特化型の参考書を読むよりも、お金はかかりません、点数が伸びていないならば、教科書を徹底的に勉強する方が効率が良いです。繰り返しますが、共通テスト特化型の参考書を使うよりもとにかく手持ちの教科書で基本に立ち返ることが重要です。
  7. 高上でできること
    • また高上では、演習講座を設定しております。苦手な分野だけ徹底的に演習を行うことが可能です。電磁気の問題を100題ほしいなどの要望にも高上なら簡単に答えられます。本番まであと10点でも伸ばしたいと思っていて、最後まで頑張る受験生。高上に遠慮なくご連絡くださいね。高上代表 佐藤一行

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