北大医学部医学科合格体験記①

こんにちは。私は一浪ののち(現役時は神経の持病のために受験できず)、2023年度入試で北海道大学医学部医学科に合格しました。かなり長々と体験記を書きましたが、特に伝えたいことは後半のほう(体験記③)に書いたつもりなので、全部読むのが大変な方は後ろから読んでもらえると嬉しいです。

共通テストと二次試験の得点を以下に記しておきます。

〈共通テスト〉

地理B  72

国語    161(87/40/34)

英語R   93

英語L   96

数学1A   94

物理   90

化学   88

〈二次試験〉

英語  111.00

数学  108.00

物理  62.25

化学  69.00

面接  63.00

総合  670.85(順位 8位)

高三の受験期の過ごし方

私が通っていた高校は、3年に一人東大が出るかどうかという感じのところだったので、東大や京大、国立医学部のような難関大を目指すような友達がとても少なかったです。なのでモチベーションを保つのには多少苦労しました。授業の進度もあまり早くはなかったので、数学に関しては自力である程度進めていました。特に数Ⅲの微積分については、教科書では最後にでてくる単元なのに入試ではまず間違いなく出題されます。学校の進度が遅いという人は、早めに触れておいたほうがいい分野だと思います。

私は部活を高三の6月頃に引退したのですが、強豪校だったこともあり、引退するまでは十分に勉強時間が取れませんでした。それでも、英単語帳や古文単語帳を試合の合間に読んだり、登下校時にはイヤホンで英語のリスニングの音声を聞いたりするなど、工夫して勉強時間を捻出していました。高校三年のときには、模試で北大医学部はC判定がほとんどでした。「現役生は最後まで伸びる」という言葉を信じて、特に部活引退後は死に物狂いで勉強しました。しかし神経の持病があり、治療に専念するために受験することはできませんでした。C判定だっただけにとても悔しかったです。どうせ浪人するのならもう少し遊んでおけばよかったと思いました(笑)。

浪人時の受験期の過ごし方

前述のとおり、持病のせいで半ば強制的に浪人という選択肢を余儀なくされたわけですが、早めに気持ちを切り替えて浪人生活をスタートさせました。(とは言えかなりショックで体重が20キロほどおちました笑)私の地元はコンビニまで車で10分かかるほどの田舎だったので、札幌に部屋を借りて一人暮らしをしながら、河合塾札幌校で浪人することにしました。

現役時代は、ほかの教科に比べて数学が若干苦手という感じだったので、数学を中心に勉強していました。河合塾の大学受験科(浪人生が通うコース)では、1年間が、前期の「基礎シリーズ」と、後期の「完成シリーズ」という学期に分かれており、前期では基礎的な内容を復習し、後期では発展的な内容を学習しました。前期はあまり授業を切ることなく、どの授業も割とまじめに受けていました。後期では発展的な難しい問題を取り組んだのですが、そもそも東大や京大志望者向けのクラスに属していたために、問題のレベルがかなり高く、北大志望の自分には必要がないものも多かったので、特に物理や化学では結構授業を切っていました。すべての授業にまじめに参加していれば合格できるというわけではないからです。

本州の田舎から札幌に来て一人暮らしをしながら浪人していたので、当然友達もおらず、孤独な1年間でした。予備校で友達を作ろうと思った時もありましたが、浪人時に友達を作っても別々の大学に行ったら会わなくなるんじゃないかと思ったのと、予備校で友達を作るとだれてしまうという高校の先生からのアドバイスがあったので、いつも独りで勉強していました。

現役時代から北大医学部の合格者最低点くらいは取れていたので、浪人時には余裕で合格できるような学力が身についていました。チューターさんには、もう少し上のレベルの大学を受けることも提案され、迷いましたが、初志貫徹という事で、北医を受けることにしました。結果、北大医学部医学科に合格したのは塾内の浪人生の中で私だけでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です