2024年 北大医学部入試を終えて。医者になった元高上講師。

みなさんこんばんは。高上代表佐藤一行です。

2024年の北大医学部受験も無事終わり、残すところ結果発表のみとなりました。

物理以外は簡単な出題であり、物理も確かに例年よりは難しいと言えども、きちんと学習している受験生であれば、十分に高得点を取れる内容に過ぎません。交流はあまり出ないからと、飛ばしているような受験生はそもそもお話にならないのです。

そして、交流の問題と言えば、今回の北大よりもはるかに難しい東工大の交流の問題を全問正解して高上の講師になり、そのあと北大を卒業し現在は医者になっている私の元部下がいるので、今回北大について思うところを聞いてみました。

興味深い視点であります。

本人の許可を得た上で以下私とのやり取りのコピーを載せますので、参考までにどうぞ。北大医学部の教授の名前も出ていますが、あえてそのまま載せています。

北海道大学2022年度卒 順天堂大学初期臨床研修医 S.T

そもそも北大医学部の面接は75点満点で平均点が60点くらいのざるな試験です。試験官は3人で、試験官に聞く内容はすべてゆだねられているようです。正直、だれかを落とすための試験ではありません。
出身地や性別、性格など受験生は十人十色です。でもその中で順番をつける以上はなにかしらの区別がされるのは当然です。それをわかったうえでハンデがあると思う人は筆記でいい点数をとってくださいというのが北大のメッセージです。あくまで筆記テストができての合格です。点数を開示した同期たちをみると大体そんな感じです。75点満点もいれば、最低40点です。60点を下回っている人は多浪だったり、高校の内申が微妙だったりとそういう感じです。

面接のことはあまり気にしなくていいです。ちなみに平野先生が北大の消化器外科の教授でみためは無愛想ですが、いいおじさんです。面接官できたら嫌なタイプですが、嫌がらせをするような先生ではないです。教育もしっかりやっていて、割と若手をちゃんと見てくれます。
ちなみに、順天堂にきてより強く感じるのは、やはり北大は腐っても旧帝大です。必要に迫られて地域枠を設置していますが、名ばかりで本気で地方医療をしようとは考えてないです。旧帝大に求められているのは、教育者の教育者つまり、大学の教授など役職ができる人材を生み出すこと、その分野を発展させる人材を生み出すこと。どちらにせよ研究ベースで考えられています。

口悪くいえば、札幌医大出身と同じようなことを北大出身が目指してはいけないというスタンスです。
なので、別に人間性はどうでもよくて、試験当日、点数を多くとれた人がえらい。でも、数分間の会話もできないレベルや何かしら欠点があるやつは面接低くするけど、それを超えるような点数をとれるなら大歓迎というくらいです。私は面接低くつけられましたが、その年の合格最低点を見ると、私は面接0点でも合格はできます。

コピー終わり。

やはり働いているからこその視点であると言えるでしょう。

今振り返ってみたら高上の講師は北大の医学部の中でもさらに優秀なものが多く、今いる講師もみな優秀です。その中でもこの講師は特によくできており、慶応の医学部に入った学生の物理を担当したのもこの講師でした。

優秀な講師に支えられて、高上はがんばってきたこと、そして、この講師の基準で他の講師を図ってはいけないなと戒める日々でもあります。

高上代表 佐藤一行

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