北大英語125点越えへの学習方法

私は北海道大学医学部医学科に現役合格した者である。今回は、医学部や旧帝大入試の英語の対策について書きたい。私の行った勉強方法を是非参考にして、皆さんの点数が上がることを願っている。

英単語に力を入れた理由

私は英語の勉強において、英単語を覚えることに特に注力した。英単語を覚えるというプロセスは私にとって、受験勉強の中でもかなり頑張った分野である。それほどに頑張れたのにはいくつか理由がある。

まず、英語は英単語が肝であり、また基礎であるからである。英単語をベースとしてそれを複数個くっつけたのが英熟語、くっつけ方についてのルールが英文法であると私は思っている。つまり、このつなげる対象物を正確に捉える必要があるということだ。そして、英単語の意味を理解すれば、英文の意味は分かってくるだろう。長文問題において知らない単語が出てきても周囲の単語や文章の流れから意味を推測できると思っている人もいるだろう。これはわからない単語が1,2個くらいの時のみに有効であり、それ以上わからない単語があると使えない。また、長文の一部に線が引かれて和訳をしなければならない問題では、単語の意味を正確に記憶から取り出し、和訳できなければ点数は発生しない。つまり、英単語の勉強なくしては文章が読めず、得点にもならない。

次に、英単語の勉強は比較的簡単に手をつけられるからである。数学や理科と比べて欲しい。これらの科目はいずれもきっちりと人に教わってから演習などに入るのが一般的で教科書を読み進めれば完璧にできるといった教科ではない。ところが、英単語は暗記ゆえに単語帳を自分でどんどん進めれば、みるみる英単語を覚えていく。また、逆にそれほど手がつけやすいのなら、高校3年生になるまで待たずして高校1年生などの早い段階から英単語のレベルを受験レベルに持っていくことができる。高校3年生の時間がない時ではなく、1年生の時間ある時に覚えるのが良いのではないか。そう思い私は高校1年生の冬から本格的な英単語の勉強を始めた。そして、実際に高校3年生になった時に、理科や数学などの教科に時間を回すことができた。高校1,2年生の人には今のうちに英単語の強化を図ることをお勧めする。

また、周囲の人に勝ちたいというモチベーションがあったからでもある。高校1年生の学校の英語の小テストや単語テストでは自分の目標であった点数までは届かず、また友達に負けるのがとても悔しかった。その悔しさをモチベーションに、私は高校1年生の今こそが英単語を勉強するのに絶好の機会だと思い、受験英語の英単語を大量に覚えていった。その後、小テストで点数が上がったのはもちろん、模試でも点数が上がっていった。

模試の活用

私の英語の点数が上昇する要因になったもう一つの物はズバリ模試の復習であった。多くの人々に「模試の復習をしなさい」と言われ続けたのだが、実際に始めたのは高校2年生の秋だった。ここで英語の採点方式や解答例を細かく見て分析してみた。例えば、和訳においては、今までの私の回答では意訳を何箇所かでしていて、そこが減点される理由もしくは誤訳する理由になっていた。そうではなく、辞書に載っているように直訳をすることで点数が発生し、採点する側は表現の美しい訳文を求めているわけでもないことを知った。

また、例えばromanticなどの英単語を和訳する際にロマンチックというようにカタカナ表記で書いてはいけず、しっかりと日本語で記さなければならないことも知った。このように、模試を細かく分析すること何が重要で、どこで点数が発生するのかを分析した。この後の英語の模試では成績がかなり伸び、得意だった英語にもより一層磨きがかけられた。

著者

北海道大学医学部医学科に現役合格した者である。医学部や旧帝大にどのようにしたら合格できるのかを自らの経験を元に考察した医学部と旧帝大への〇〇シリーズなども作成。今回は自身の英語の勉強を記している。

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