こんにちは。うさぎです。2022年2月5日、6日二日にわたり、116回医師国家試験が行われ、受験しました。

その前日2月4日に北海道大学医学部では卒業判定の発表があり、卒業が決まりました。

来る3月16日に医師国家試験の合格発表があります。

研修医として4月1日から働き始めるので、受験、合格、卒業、就職はめまぐるしくなります。

さて、今回は医学部6年間を振り返り、かかった費用を書いてみようと思います。生活費などは個人差があると思うので、あくまで‘’医学部‘’を卒業するのに、勉学にかかった費用を書いてみます。

 

まず、以下の図は、北海道大学医学部の6年間のスケジュールです。

表にはない情報として、4年生8月にCBT、OSCEと呼ばれる病院実習を行うために受からないといけない試験、5年生6月に卒業が決まる卒業試験、6年生10月に実習の評価を行うためのPOST CC OSCEと呼ばれる試験があります。

 

さっそく、学年順にかかった費用を見ていきましょう。

 

1年生

入学金 282,000円

授業料 535,800円

教科書代 10,000円

体育会費 約2,500円(加入は任意。正直今振り返ると加入しなくてもよかった)

実験代 約2,000円(理系必修の自然科学実験にて、指定のノートや白衣が必要)

学生保険料 約50,000円

 

1年生は、入学とそれに伴う保険などが高い。大学は入学と卒業の際に最も金がかかると痛感。

ただし、北海道大学は1年生のうちは教養課程であり、教科書などは先輩からもらったりでき、純粋に勉強にかかる費用は少ない。

 

2年生

授業料 535,800円

解剖学実習代 20,000円(解剖の授業でのテキスト代やメスなどの用具代)

スケッチブック代&色鉛筆代 2000円(スケッチする科目があり指定される) 

教科書代 10,000円(人によるが、医学書などを購入する。図書館でかりるなど費用をかけないことも可能)

2年生から解剖を初めてとして医学部の授業が始まる。テストも毎週のようにあり、一番心身ともに厳しい1年。大学の授業はわかりやすいとも言えず、病気がみえるシリーズなどのわかりやすく書かれた教科書を買う人も多く、そのために教科書代もかさむ。

 

3年生

授業料 535,800円

教科書代 10,000円

3年生は6年間の中で一番変化のない学年だった。進級判定があるものの2年生と比べ、テストの頻度もおち、医学部の生活にも慣れてくるので、薬理学のテキストを買ったくらいだった。

 

4年生

授業料 535,800円

CBT受験料 25,000円

CBT問題集 30,000円

CBT模試2社 12,000円

聴診器 13,200円

実習着 約25,000円

B型肝炎ワクチン 9,600円

ムンプスワクチン 6,000円

インフルエンザワクチン 2,600円

4年生からは病院実習が始まる。病院実習に先立ち、CBTという試験を受けて合格する必要があり、CBTの受験にあたり、模試を受けたり、参考書、問題集を用いて勉強した。問題集などは以前は、紙媒体で販売されていたために、先輩から譲り受けることができたが、最近は、紙媒体ではなくなり、デジタル書籍での販売になっており、購入不可避となっている。

 

聴診器も値段はピンキリだが、初めて買うのは、15,000円くらいのを多くの人が購入する。ちょっと高機能のやつで20,000円を超えるのを購入する人もいる。実際に研修医になり、専門などが決まれば、高機能のやつを買うらしい。しかしながら、実習では、聴診器をめったに使うことはなく、ほぼポケットにしまわれていた。

実習着は、白衣やケーシー、スクラブといわれるものを一式購入する。最初は、大学で業者が来てくれ、靴、白衣、ケーシー上下、スクラブ上下などを購入する。自分で通販サイトなどで安く購入することも可能。ただ、これらは消耗品でもあるので、その後買い足す。

 

何気にお金がかかったのが、ワクチン

医療従事者は、感染症のリスクが付きまとう。なので、ワクチンで予防できる感染症に関しては、ワクチンの接種が義務付けられている。病院によっては、基準の抗体価がない場合、実習や見学をさせてくれないところもあり、B型肝炎、風疹、麻疹、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふくかぜ)の抗体価をはかり、抗体価が足りないとワクチンを接種の必要がある。私は、B型肝炎ワクチンと、ムンプスの接種が必要だった。

 

5年生

授業料 535,800円

実習移動費 約20,000円

国家試験参考書&問題集 80,000円

映像授業 33,000円

インフルエンザワクチン 2,600円

 

5年生では大学病院以外での実習が半年間あり、移動費がかかる。

また医師国家試験に向けて、問題集などを購入。

医師国家試験の勉強は、大学が何かをやってくれるわけではなく、ほとんどの人がオンラインの医師国家試験予備校の映像授業を見て勉強する。大手は4社あるが、値段はまちまち。

最近は、低学年から医師国家試験を始める傾向にあるが、映像授業も年間のライセンスであるため、出費がかさむ。

 

6年生

授業料 535,800円

OSCE受験料 20,000円

医師国家試験受験料 15,300円

医師国家試験テキスト代 25,000円

医師国家試験模試2社 19,200円

医師国家試験冬期講習① 19,800円

医師国家試験直前講習① 6,600円

医師国家試験直前講習② 11,000円

 

とにかく、6年生は医師国家試験のために金がかかる。北海道大学は6年生の後半8月からはほとんど授業がない。国家試験のために勉強する。模試を受けたり、直前講習を受けたりとそれなりに金がかかるが、これは選んだ講習の数、会社によって大きく異なってくる。

 

また、医師国家試験に関しては、受験で15,300円かかり、かつ合格したら医籍というものを登録する必要があり、これに66,000円かかる。

 

振り返ると、医学部で6年間過ごし医師になるには、約400万程度の費用が必要である。

また、実際は医学部は部活に属す人が多く、部費や遠征費がかかる。加えて、今や医学部での生活には、ノートパソコンやiPadが必要である。

医師国家試験予備校が最近では、問題演習、授業をiPadでできるように作っているので、iPadは医師国家試験を乗り越えるための必需品となっている。それだけでなく、医学書が電子書籍で販売されているために、それをiPadにいれる人などが多い。実習中にiPadを持ち歩く学生は多い。

 

今回は、北海道大学での6年間だったが、国立大学であれば、この金額に大きな差はないだろう。

国立大学医学部を目指す人の参考になれば幸いである。