微積分を使うかどうか。入試物理において。

高上講師の芳野です。本日は、微積をなぜ使うかについて触れていきたいと思います。

微積を使う利点。

微積を使うメリットは、「本質的な理解に繋げられる」という点です。直流回路でなぜCは電流を通さなくなっていくのか、また、交流回路ではなぜ位相がズレるのかなど高校では大抵の場合、覚えろと言われます。ただ、それでは難しい問題などでは歯が立たなくなっていきます。CとLが複雑になっていたり、見たことないような問題の出し方などをされます。そうした時に、どの状況でも論理的に解ける微積を身につけておけば、悩むことは無くなると思います。

例題の必要性

次に、こういった問題が解けるようになるための問題集の使い方についてです。例えば、有名な難問題の系統とその解き方などについては、主に例題と練習問題に分かれていると思うのですが、例題はすんなり解けた場合を除き、必ず穴が空くまでやりこみましょう。何故かというと、例題になっている問題は、基本的に典型問題が多いからです。模試や入試でよく出てくる問題が例題だったり応用例題なので、まずはそちらを優先して解いていってください。完璧だと思ったら、練習問題に手を出して、その分野の理解ができているのかの確認のつもりで解いてみてください。

 

北大に微積は必要か?

北大に微積は必要かどうかなのですが、私は旧帝大は必要だと思っています。年度にもよるのですが、微積あった方が解きやすい問題があったりと、学んでおいて損はないです。ただし、北大の場合は、単純な出題も多いため、10年に1度くらいの割合で出題される交流をきちんと解きたいという意欲的な受験生でなければ、必須というわけでもないでしょう。

早慶レベルはどうか?

また、早慶については確実に武器になります。たまに微積を前面に出した出題も見られるので。早慶の問題は、煩雑な処理を求められることや設定自体が複雑な場合もあり、北大とは大分勝手が異なります。北大の物理と、早慶の物理は、本質的に問われていることは同じでも、表面的には全く違って感じられますので、併願する人は注意しましょう。正直、相性としては決して良くありません。

 

東大京大の場合は?

東大京大レベルだと微小な求値を求められたり、今は出題の可能性は低いかもしれません、過去には空気抵抗がある場合の問題(微分方程式を解けた方がいい問題)まで普通に出題されているので、やはり学んでおいた方が良いでしょう。

 

高上でできること。

高上では、微分積分は全く分からないけれど、とにかく入試までに何とかしたい人から、体系的に物理を学びたい人まで、どんなレベルでも対応できます。

体験授業は3000円のみ。しつこい勧誘など一切ございませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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