みなさんこんばんは。それでは前回の予告通り今回は北大学部合格に必要となる数学の力はいかほどなのか。そして如何にしてるつけるのか。

この二点について具体的に語ります。

①共通テストで必要な数学の力

190点を目指しましょう。もちろん二つ合わせて、です。難易度にかかわらずこれくらいを安定して取れれば、まず問題はありません。

もっとも、今年の1月のようにやたら難しいことが今後もまたあるかもしれません。その場合は、平均点+30点くらいが必要な点数となります。

もちろん試験中に、必要な点数などわかるわけもないですから、自分の取るべき問題から確実に点数を積み重ねていくことが大事です。

マスに合わなければ不正解だというのはすぐに分かりますが、ぴたりとはまって計算ミスをしている場合もあります。特に(1)でいきなり

計算ミスをしてその答えを使い続ける場合など、かなりの失点が待ち受けていますから、注意が必要です。問題の序盤では急いでも検算するなどして

確実に正答にたどり着きましょう。

逆に、満点を必ず取らなければいけないというのは、センター試験時代の考えに過ぎず、今や過去の話。

問題の長さも全く違いますし、かならず1つか2つ二次試験として出題されても十分通用するような問題が出題されますので、満点を絶対取ると

意気込んで検算もせずに全問に手を付けて、結果計算ミスでボロボロになるとか、そういうミスはくれぐれも避けましょう。

難しい年には平均点+30点ずつ取れればそれで十分です。

②共通テスト対策の勉強法

センター時代も含め過去問を利用しましょう。

①本試20年分→②追試→③河合塾マーク式総合問題集→④東進→⑤駿台→⑥Z会

という流れまで終えればよいです。

しかし、結局は共通テストレベルの問題を狙っているだけなので、安定して190点を狙うには、後述する二次試験対策を同時並行で行った方が良い場合もあります。

また苦手な分野の問題ばかり遡るのも手です。

三角関数が苦手なら過去問で三角関数だけを解くとか、数列、ベクトル然り、微積分も然りです。最初から70分、60分(センター過去問を利用する場合は60分60分)で解けるわけもありませんから、まずは制限時間内に解けるところまで解き、それを把握したうえで、さらに納得いくまで解き進め、そのあと初めて解説を見るようにすると良いです。数学は、自分で粘らなければ、力はつきませんので。効率を求めて、5分考えてわからなければすぐに答えを見ろというようなアドバイスも散見されますが、断言しましょう。それではろくに力がつきません。解説の意味が頭に入ってこないですからね。粘ってからでないと。

③北大医学部の二次試験対策

合格最低ラインは例年は7割です。150点中105点になります。取る生徒は満点も取りますが、今年の問題くらいの難易度だとかなり厳しい。効率よく勉強したいところです。

高上では教科書と傍用問題集が定期試験対策で終わっていて、なおかつ忘れている分野などがないことを前提に

①重要問題集(数研)または標準問題精講(旺文社)

②北大の数学15か年

③東北大の数学15か年

という順番を推します。

②と③に関しては、余裕があるのであれば上級問題精講義(旺文社)と並行しても構いません。

苦手分野がある場合、同じく旺文社から苦手な分野の範囲によっては(軌跡領域、ベクトル、微分方程式と複素数など)分野別の標準問題集が出ていますから、そちらを利用するでもよいです。

新数学スタンダード演習は?

また、問題の選定がかなりよいものとして、東京出版の新数学スタンダード演習もあります。ただし、私個人としては文字が小さくて使用する気にはなれないないです。

やさしい理系数学は?

やさしい理系数学は、巷で騒がれるほど難しい問題集ではないと思うのですが問題がやや古いのと、解答が複数提示されているだけで、着想の部分は全く述べられていません。ただ内容自体は充実していますよ。

青チャートは?

青チャートについては使いこなせている場合は、終わらせられるめどがついている場合に限り、そのまま使用しましょう。すべてきちんと理解できれば北大医学部ではおつりが来ます。

ただし、青チャートを使用している受験生のうち使いこなせているのは100人中せいぜい1人くらいし見受けられません。

 

④大きな注意点

最近、合格へのチャートなるものが巷でもてはやされていますが、数学の上記の問題集はあくまで目安であって、これをこなしたから合格が確実になるとかいった類のものではありません。数学は、同じ一冊の問題集を使ったときの理解度も効果も非常に個人差が大きいのです。一重に解き方を覚えているのか、理解しているのかによる違いと、計算をどれだけ本気でやったかの二点で決まるのですが、こういわれてもピンとこない人もいるでしょうから、言い方を変えます。

一問一問勝負にこだわってください。

自分で解くつもりで、何も見ずに計算用紙に書いて計算するのです。全問正解するつもりで、です。

一問に1時間本気で粘っても解けないのならば、答えを見ても構いません。ただし、15か年など、最初にヒントらしき文言が見える場合もあるので、ヒントだけを見るにとどめて、更に粘ってもいいのです。

一見すると要領の悪そうなこの頑張りが、実は数学力向上のカギです。

とくに、数学は社会科などの暗記科目とは違うので、

「一つの問題集を4周したから大丈夫」

とか、そういうおまじない的学習をしている人が今いましたらすぐに止めましょう。

4周しようが10周しようが解き方の意味が分かっていなければ、設定を変えられただけですぐに解けなくなります。同じ問題など出ないのです。

 

⑤東北大の過去問を勧めたわけ

上記の勉強法で、東北大の過去問を推奨していることに疑問を持った人もいるでしょう。実は、北大の数学は今年こそ難しかったですが、それまでは

かなり平易な問題が出され続けており

「いつ難化してもおかしくない」

状況でした。そして実際今年難化したわけです。

選抜試験である以上、過去の難易度まで戻ることはまずないと思われます。

そうなると北大よりももっと難易度の高くかつよくできた良問を解く必要がある。

それを踏まえての東北大の過去問です。

⑥高上でできること

数学は全ての授業が演習授業です。生徒一人一人に合わせた問題を作成し、通常2時間演習させます。

そのあとに解説に入ります。

しかし高上では

数学で生徒を合格させるためには、

「何を指導するかよりも、何を解かせるか」

だと思っております。

例えば、生徒が大問1の(2)で不正解だった場合、(2)の解説をきちんとした後は類題の確認をその場で行います。決して手も付けられていない(3)以降の解説をしたりはしません。謝った答えに基づいて解き進めている場合も同様です。その場合もう一度解かせてから解説をします。

結局予備校で授業を受けるとの最大の違いはここであり、生徒の演習とそれに合わせた解説をできることでしょう。

宿題も具体的に範囲を指定して出題します。

本人にあった問題を、静かな教室で演習させ、本人にあった解説を行う。

これにつきるのです。

気になる方は遠慮なくお問い合わせくださいね。

こちらです。

次回は、北大医学部合格への理科について語ります。