英検1級と医学部受験。現代における英検1級取得の意義。

みなさんこんばんは。高上代表 佐藤一行です。

英検1級にTOEIC990とそれなりの英語の実力を示しておきながら、普段全くブログで英語について触れていませんでした。

正直な話、自分自身の滾るような英語への情熱とは裏腹に、英語指導への熱意を最近は失っていたことから来ています。

ただ、私事ですが今日再び私が英語指導をする必要性を再認識させてくれるような出来事がございましたので、勢いに乗って今ブログを書くことにした次第です。

本日は、医学部受験と英検1級についての関連を書きます。

医学部受験に直接英検1級は役に立つのか?

大学受験通であったり、下記の大学への入学を考えている英語が得意な受験生であれば知っているかもしれません。

順天堂大学の医学部です。

試験区分一般Bにおいて英検1級は25点加点と書いてあります。(英検準1級は15点。詳しくは、順天堂大学のHPを参照のこと)

目だった特典はこれだけと思われるかもしれませんし、ネットで検索しても、これ以外は英検準1級と表示されるばかりで、英検1級と明示されているのは見つからないかもしれません。

しかし、実は医学部受験において、英検1級が直接役に立つのはこれだけではありません。

横浜市立大学医学部の特別公募制学校推薦型選抜

においても役立ちます。

HPを見るに

出願者数が所定の人数を超えた場合、全体の評定平均値(4.3~5.0)と英語資格点(3.0~5.0)の 合計点(7.3~10.0)および出願書類の総合評価により、第1次選考を行います。

と書いてあります。(横浜市立大学の医学部のHPより引用。)

つまり、評定で4.9を取っていても英検準1級取得の者は、合計が8.9になるのに対して、評定が4.3でも英検1級を取得している者は、合計が9.3になるということです。

総合の評定が5.0というのは進学校において通常あり得ない数字ですから、英検1級取得者がいかに優遇されるかが分かる試験となっております。

(あくまで推薦であり、募集人数は少ないです。詳しくはHPを参照のこと。)

 

なぜこのようなことが起きたのか?

これは、かつては準1以上としていたけれど、最近の英語学習ブームの中、1級を取得済みで出願してくる受験生も増えてきたからです。その場合、準1級と1級に差をつけなければ、公平とはいえないであろうとの考えからのようです。実際、英検2級と準1級の差は大きいですが、英検1級と準1級の差はそれ以上と言われています。

そしてこれは当然の流れと言えます。高校生での英検1級取得者は、関東や関西の進学校を中心にそこまで珍しいことでもなくなってきたからです。国際化の観点から、英語ブームがすたれることなど決してないであろうことを考えると、今後もこの流れは拡大していくと思われます。

英検1級を取得するのは難しいのか?

これはNOと言っておきます。英語ブームに応じて英検1級の難易度も急上昇していれば別ですが、英検1級はきちんとその難易度を保ち続けている試験であるからと言えるでしょう。

高校生で英検1級に合格する者は、今やそこまで珍しくはありません。実際、高上では、高校生で英検1級に挑戦しようという塾生は今まではおりませんでしたが、過去、合格した二名は二人とも中学生でした。

ただし、二人ともかなり言語感覚に優れた生徒であり、英語が苦手な人、特に、リスニングが極端に苦手な年配の方にとっては、英検1級はかなり難しい、というか率直に言ってどれだけ努力をしても残念ながら不可能でしょう。

中学生が英検1級に合格など、一昔では考えられないようなことでしょうけれど、こういう現実があるのです。

しかし、このようなことを言うと、次のように考える人も出てくるでしょう。

医学部受験において、必ず英検1級を取るべきなのか?

これもNOです。もしこれを読んでいる方が受験生であり、今準1しかとっていないので、秋に英検1級を取ろうなどと考えているのであれば、そういう考えは捨ててください。それは英検準1級の場合も同様です。受験生が秋に英検受験をするのはかなり恐ろしい。

そんなことより、共通テスト対策を真面目にして、古文漢文、社会に、と間近に迫った試験の勉強をした方がよほど有意義です。

そもそも英検1級と大学受験の英語には差があって、その差は、単に日本語訳が出る出ないの差にはとどまりません。

英検1級を取ったから、国公立の二次試験で簡単に9割を取れるようになるという甘い話でもありません。

英検1級を取得したいのであれば、きちんと志望する医学部に合格した後、いくらでも努力できるのです。

高上でできること

以上、英検1級について高上の考えを述べてきましたが、試験としてはよくできていると、今でも私は思っています。外国人の面接官も必須で入る口頭試問も、丸暗記だけで乗り切れる可能性は低く、話す試験として一定のレベルで機能していると言えるでしょう。二次試験は4回チャンスがありますが、全て落ちる人もいます。面接官は受験生の受験回数など知らされておらず、一定レベルの英会話ができるかの身を判断しているようです。

よって、これを見ている人がすでに英検準1級を取得していて、まだ中学生であったり、高校生でも1年生であって余裕がある場合などは、遠慮なくおっしゃってくださいね。

高上では、私と、もう一人の北大の医学部生(もちろん英検1級取得済み。帰国子女。)が英検1級の指導まで幅広く対応できます。

英検準1級取得希望の生徒も多いですよ。

高上は敷居が高いなどということはございません。

英検1級を取得してみて、英語の世界観が明るくなることもありますから、意欲的な方は以下のリンクから遠慮なくお問い合わせくださいね。

高上代表 佐藤一行

こちら

 

 

 

 

 

 

 

 

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