古文・漢文の学習法について。

古文・漢文は多くの理系の生徒を悩ませるところである。理系の生徒にとってなんら楽しい勉強ではないからだ。しかし、現代文がときにあいまいでプロでさえ釈然としない選択肢を提示されるのに対して、古文漢文はきちんと選択肢を選ぶことはできる。

本日は、古文漢文の学習法について述べる。

まずはCHATGPTの答えを引用する。

古文漢文の勉強の仕方について 効率の良いものを教えてくださいChatGPT

古文・漢文の学習において効率的な方法を身につけることは、文学や歴史の知識を深め、さまざまな古典文献を読み解くための基盤を築く上で非常に重要です。以下に古文・漢文を効率よく学ぶための方法をいくつか紹介します。

  1. 基礎知識の習得:
    • 文法の基礎を固めることは非常に重要です。古文・漢文の文法書や教科書を使って、基本的な文法をしっかりと学びましょう。
    • 漢字の読みや意味、成句を頭に入れておくことも大切です。
  2. 日常の習慣化:
    • 毎日少しずつでも古文や漢文に触れることで、自然と読むスピードや理解力が上がります。
    • 例えば、一日一篇の漢詩や古文を読む習慣を持つのがおすすめです。
  3. 繰り返しの実践:
    • 読んだ内容を他人に説明したり、自分の言葉で要約することで、理解を深めることができます。
    • 古文・漢文の文章を手書きで書き写すことも、文法や語彙の定着に役立ちます。
  4. 音読:
    • 古文や漢文の文章を声に出して読むことで、リズムや響きを体で感じられます。また、口にすることで記憶に残りやすくなります。
  5. 実用的な読み物の利用:
    • 古典文学や歴史書を実際に読むことで、実践的な力をつけることができます。最初は難しいかもしれませんが、徐々に読解力が向上します。
  6. 問題集や模試の活用:
    • 実際に問題を解くことで、自分の弱点を見つけ、それを補強することができます。
  7. グループ学習:
    • 友人や学習仲間と一緒に古文・漢文の読解を行い、意見や解釈を交換することで、多角的な視点からの理解を深めることができます。
  8. テクノロジーの活用:
    • オンラインの資料やアプリ、動画教材などを利用して、多様な方法で学習することができます。
  9. 教えることで学ぶ:
    • 他の人に古文・漢文の内容や文法を教えることで、自分自身の理解も深まります。

最後に、継続は力なりと言われるように、毎日の継続的な努力が大切です。一度学んだことを定期的に復習することで、知識を長期記憶に移行させることができます。

以上引用終わり。

代表の見解

グループ学習だったり、他人に説明するのは時間を合わせたりするのが大変だから、受験向けの勉強とは言えない。そもそも今時の高校生が授業の時間外に、古文漢文の内容について、詳しく議論したりしないであろう。本来勉強とはそういう姿勢もあってしかるべきとは思うが点数化されて、合否を付けられる受験の科目になっている以上悠長なことは言っていられない。

具体的な学習法

以下、具体的に古文と漢文の学習について述べる。

➀文法、漢字の習得。

古文の場合文法的解釈は現代の日本語に比べて確定している側面がある。よって、大学受験の範囲において、きちんと文法を固めることは非常に有用である。漢字や句形に関しても同様である。

②語彙力強化。英語のように1万語必要ということはない。せいぜい共通テストであれば、古文で500語、漢文で100語程度である。大した暗記量ではないので、きちんと固めよう。

③演習 

センター試験の過去問を含むもので良い。徹底的に演習を使用。

高上で推奨する参考書一覧

以下に参考書を述べる。

➀きめる! 共通テスト古文・漢文 (きめる! 共通テストシリーズ)  一冊で良く学べる。

②共通テスト古文 8本のモノサシ (大学受験合格請負共通テスト対策シリーズ) 

③共通テスト漢文 8本のモノサシ (大学受験合格請負共通テスト対策シリーズ) 

④速読古文単語

⑤漢文早覚え速答法 

⑥SPEED攻略10日間 国語シリーズ(基礎編。演習編。漢文)

⑦2024共通テスト過去問レビュー河合塾

⑧2024年共通テスト実戦模試Z会

以上の物の中から過去問+好きなものをせいぜい2~3冊ほど選んで学習すると良い。

医学部受験における古文漢文の必要性

古文漢文を安定させなかったせいで医者になれなかった。国公立医学部受験において、そんなことは毎年いくらでも起きている。医学部狙いの受験生は当然のことながら、理系の勉強は進んで行う。しかし、実際の共通テストの得点は、文系が500点で理系が400点である。現代文の勉強が高止まりしにくいという恐ろしい現状を考えた場合、古文漢文で90点を割らない力をつけるというのは国公立医学部に入るためには必須なのである。

逆に言ってみれば、古文漢文をきちんと勉強していたおかげ、もしくは本番でまぐれ的に点が取れたおかげで国公立医学部に入れたという例も存在しているということだ。

私立医学部に入って4000万円支払うよりは、古文漢文と社会をきちんと勉強して国公立の医学部に入ったほうが断然良い。学費を安くするためだけでも、これくらいの勉強はできて然るべき。

暗記の強要について

正直、情報Iなる科目が追加されていったいどれだけ受験生に暗記を強要するのか!!

と腹立たしく感じる。そして暗記をさせるのであればもっと実生活に役立つもの。私自身も大変な想いをした青色申告の方法だったり、金融の勉強だったり、選挙の基本だったり、プログラミングであったりを課した方が良いと思う。

しかし、依然として日本の学習は旧態依然である。

ただ、大学入試を受けられるということ自体ありがたいことであるし、本来、古文漢文も先人たちが意外と今を生きる我々と同じような悩みを持っていたり、解決策が秀逸であったりと、そこまでつまらない学習ではないようにも思う。

機会があること自体に感謝して一回で合格を決める。

そのような姿勢でよいであろう。

高上でできること

高上では、授業を実施できるコマは講師の都合で限られているが、1対1できっちりと暗記から指導ができるので、気になる方は遠慮なく問い合わせてほしい。

高上代表 佐藤一行

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