自己顕示欲から医学部を選ぶことの弊害。医者一人育成するのに1億かかる。

本日は、単に偏差値が高いこと、厳しい競争を突破したことの証として医学部を志すものが存在する日本の現状についてCHATGPTの情報とともに私高上代表佐藤一行の私見をのべます。

日本人の多くの医学部受験生が、本当に医者になりたいわけではなくて単に自分が勉強ができること 偏差値が高いことを誇示するために医学部を受験することの問題点を教えてください。

日本において医学部は非常に競争が激しく、受験に成功すること自体が多くの場合で高い社会的評価を受けます。偏差値が高い学部を目指す動機が単に自己の能力を誇示するためだとすると、いくつか問題点が考えられます。

  1. 熱意の欠如: 医者になるという職業は、専門的な知識だけでなく、人々を助けたいという強い熱意や使命感が必要です。そのような動機がない場合、医療現場での仕事が単調で負担と感じられる可能性が高く、それが医療の質に影響を与える可能性があります。
  2. リソースの無駄: 医学部の教育リソース(教授、設備、研究予算など)は限られています。真剣に医者になりたいと願っている人々が、席を取れない場合、社会全体として非効率な状況が生まれます。
  3. 人材の浪費: 優秀な学生が本来興味を持っているであろう他の分野で貢献できなくなる可能性があります。例えば、科学者やエンジニアとしてその才能を活かせるかもしれません。
  4. 専門性の低下: 医学は進化し続ける分野です。そのため、常に最新の知識を追求し、研究や治療方法に情熱を持って取り組む必要があります。そのような意欲がないと、専門性が低下する可能性があります。
  5. 職業倫理との不一致: 医者は患者の健康と生命に関わる重大な責任を担っています。そのため、医者になる動機が自己顕示であれば、医療の質や患者との信頼関係に問題が生じる可能性があります。
  6. 社会的不満: 競争が激しい医学部に入学できる人々が真剣に医療に取り組む意志がない場合、社会的な不満や疑問が高まる可能性があります。
  7. 教育システムへの影響: 偏差値を追求する文化は、教育システム全体にも影響を与えかねません。例えば、テストスキルに特化した教育が優先され、より広い教養や批判的思考能力が後回しにされる可能性があります。

以上のような問題点が考えられますが、これは日本に限った話ではなく、他の多くの国でも同様の問題が指摘されています。

一人の医者を育成するのに大学で1億円の税金が投入されると聞きましたが本当ですか?

一人の医学部学生を教育するためのコストが1億円とされることがあるのは、主に日本の医学部においてよく言われる数字です。しかし、この数字は大きく変動する可能性があり、具体的な数値は様々な要因に依存します。教育の質、研究施設、教員の給与、設備の充実度など多くの要素が影響を与えるからです。

このコストは主に以下のような要素で構成されています。

  1. 教員の人件費: 専門的な知識を持つ教員を確保するためには、相応の給与が必要です。
  2. 施設・設備の維持管理: 最新の医療機器や研究施設を維持・運用するためのコストもかかります。
  3. 教材費: 医学部では高価な専門書や教材が必要です。
  4. 実習・臨地教育の費用: 実際の医療現場での教育、特に臨床実習では多くのリソースが必要です。

これらは一般的な大学教育よりもはるかに高額な費用がかかることが多いです。

ただし、税金が全額使われるわけではなく、学費などからも一部が賄われます。また、このような高額な教育投資が必要な理由として、医者が担う社会的な責任とその専門性が非常に高いため、十分な教育とトレーニングが必要とされるからです。

このような背景から、医学部に進学する際の動機が単に偏差値が高いから、といった理由であれば、それが問題視されることもあります。特に教育に多額の公的資金が投じられている場合、その資源が最も適した場所で有効活用されるべきだと考えられるからです。

代表より

私が今までに合格させてきた医学部志願の受験生たちは、それなりに、もしくは強く医者になることを志す者が殆どであったが、中には何を考えているのかよくわからない者もいた。一度だけ本人になぜ医師になりたいのか聞いたが、いまいちよく分からない理由が返ってきた。

ただ、現実を見るに医学部に単に難しいから入りたいと思っている受験生もいるにはいるのが現実であろう。

医者になりたい人が蹴落とされ、医者になりたくもなく、実際に医者にならないものが医学部に入っているのは何とも皮肉な話であり、敗れた受験生に対し、

『そんな志望動機の受験生に負けるな』などと軽々しく言うつもりはない。ときに偏差値を上げるのは難しく、人間の能力差というのは確実に存在しているからである。

ただし、それと同時に私は

『頂点を狙うというのは若者の特権』

であるとも思っている。厳しい競争において、頂点を目指す。結構なことだ。

この二点を解決するには簡単な話医学部の難易度をよりも高い学部を創設してしまえばよい。特別な理学部を創設すれば十分である。

医学部よりも難しい学部を創設してしまえば、頂点を目指したいだけの受験生は間違いなくそちらを受けるし、医者に本当になりたい受験生はそんな競争にはお構いなしに、医学部を受ける。

そもそも医学部に入ってしまえば、膨大なテストのほとんどは生理学の暗記であり、あれだけ頑張って学んだ数学さえほとんど使わないと聞く。

日本の教育制度にはこのような変革も必要であろう。

高上代表 佐藤一行

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です