みなさんおはようございます。高上代表 佐藤一行です。

本日は、浪人生がこの夏を迎えるにあたり、どのような準備が必要なのか、そして勉強の意義についても少し書くことにしました。

 

①夏がタイムリミットである。

私は浪人生をたくさん見てきました。そして、合格の可能性が薄いであろう浪人生も合格させてあげたいので、

「夏が勝負だ」

というのではなく、少し時期を早めて

「夏をどのように迎えられるかが勝負だ」

と常日頃言ってきました。そうです。今まさにこの時期です。

 

②なぜか?

そもそも、浪人しかたらといって大幅に成績が上がるのは、

進学校に通いながらも、高三の夏や夏過ぎまで部活に打ち込んでいて、勉強量自体が足りな過ぎたが、能力はあり、かつ燃えている生徒

くらいのものです。

実際には、本当に志望大学に入りたかったのであれば、最初の大学受験の時に、紙一重で落ちるくらいまで点数は取れているはずであり、その状態であれば、短い場合はあと一か月、多くても2~3か月もあれば合格に必要な学力は完成しているものなのです。

つまりは今の時期にもう学力が完成していてしかるべきなのです。

私が見てきて、浪人生で受かるパターンで最も多いのがこのパターンで、浪人を決意した時にすでにかなりの学力があり、模試ではA判定を連発。特にこちらが驚くこともなく、合格していくというもの。

しかし、実際にそうはいかない浪人生も多いのではないでしょうか?

 

③苦手科目がはっきりしている場合。

例えば物理が苦手だとしましょう。物理は、理系科目の中でも特に暗記すべき事項は少ない教科ですが、逆に公式の意味が分からないまま闇雲に問題を解いていても一向に成績は上がりません。現象をつかめと言われればそれまでですが、受験のレベルも上がれば、現象をイメージするのが難しい問題も出てきます。そうなったときに公式の理解ができていれば、数式的な処理をして、現象を再現できるというもの。

今は物理を例に挙げたので、ややつっこんだ話をしましたが、実際には苦手科目の勉強は、得意科目の10倍やっても、なかなか成績が上がらなかったりするものです。

その場合、基礎に変えること。そしてできれば、プロに一対一できちんと原因を見てもらった方が後々のためです。自分一人でやって成績が上がるのであれば、とっくに上がっている可能性が高いからです。

 

④予備校の授業の落とし穴~其の壱

一つはそもそも出席時間が多すぎで、演習に時間が費やせていない場合。そもそも本番では自分一人で解くのに、授業を受けている時間自体が長すぎます。数学や物理、化学など、プロが解いている姿を見て感嘆していても、自分で問題に立ち向かわなければ、計算量など付きません。私は何も予備校の全ての授業が無駄だなどと言いたいわけではなく、

「取捨選択せよ」

と言いたいのです。必要と思った授業は徹底的に予習、復習をして臨む。必要ないと思った授業には出ない。予備校スタッフは売り上げの観点からも多くの授業を勧めがちですが、そんなことされてお金を払っても合格できる保証などどこにもありません。

実際に、真面目な生徒程予備校スタッフの言葉を真に受け全ての授業に出席しようとしますが、それでは演習の時間が足りなくなりすぎて、成績など上がりません。

この点については今度まとめて書きますが、私が見ていて、浪人生で難関大学に入る学生はほぼ間違いなく必要な授業を絞っており、不必要な授業には出ていません。

 

⑤予備校の授業の落とし穴~其の弐

進度についてです。物理なら力学から。化学なら理論から。数学は数Ⅲの最初からなどと、学校と大差ない進度になっていませんか?

そもそも浪人する原因になっている、現役生の弱点、数学であれば数Ⅲの積分、複素数や二次曲線、化学であれば糖や合成樹脂や脂肪、物理であれば電磁気や原子など、浪人してまで夏以降に学ぶスケジュールになっていませんか?

浪人であれば、今の時期もうこういう範囲も完成していて当たり前。

実際に、難関大学に余裕で現役合格する学生は、高3の今の時期はすでに全範囲の学習は終えているものなのです。だからこそ以下の現実が成り立ちます。

 

⑥夏受験のE判定は志望大学の不合格通知。

浪人生の場合、夏に受けた模試でE判定を出す場合、その大学に受かることはまず無理です。私も大学生のアルバイトの時から数えて、指導歴がもうすぐ20年になりますが、夏のE判定から合格した浪人生は一人も見たことはありませんし、統計上も本当に少ないのが現状です。私は、言葉に責任を持っているので、この現実は、浪人生本人と、保護者の方には必ず伝えるようにしております。

 

⑦そもそも勉強に身が入っていない場合~勉強することの意義~

こちらも多いかと思います。最近はyoutubeの企画の再生数稼ぎに大学受験が用いられることも増えてきました。ただ、口先だけで勉強していますとか言っていても、有名講師の授業をいくら沢山受けていても、本人の演習なくして成績など上がりません。やる気のない生徒程、授業を聞きたがるものなのです。そして自分は勉強をしていると錯覚していたい。

残念ながら、高上では無気力な学生の入塾はお断りしておりますので、以下の言葉を述べるにとどめます。

 

保護者のお金で勉強できるという環境自体、本当はとても贅沢なことである。それでも身が入らないのであれば、社会に出て痛い目を見ればよい。その時はもう手遅れかもしれないが。勉強したくたってしている時間などないから。

高上代表 佐藤一行